2016/10/15

ウルトラマンメビウス(40)「ひとりの楽園」

疲れた様子で夜道を歩く女性。

花粉のようなものを噴射され……。

捕らえられてしまう。

同化させられてしまった人々。

「さあおいで、ここは楽園だよ、もう一人じゃなくなるんだ」

「みんなで一つの心を使うんだからね」

助けだされるも、「どうしてあのままにしておいてくれなかったの!?」

植物怪獣による精神の同一化。
「助けられた」者が、それをパターナリズムであるとして問いただす展開は、まさにゼロ年代。無数に乱立した価値が対立しあうこの状況こそ、彼女らの抱える孤独そのものである。

「植物が人間性の放棄を代償に欠落を埋める」構造は、『マタンゴ』あたりにまで系譜を遡れるだろうか(いや、キノコは植物ではないか)。

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