その支配機構は、暴力による苦痛ではなく、奉仕する快楽を教え込むことで完成する。 支配と従属、現実と虚構、人間と家畜との境界に拓かれた、倒錯の世界。
2016/11/15
宇宙刑事シャイダー(39)「仮面が踊る聖歌隊」
黒いサンタクロースに率いられた、怪しげな聖歌隊。
それに出くわした子供たちは心を奪われ……。
行列に加わってしまう。
祭壇に祈りを捧げ……。
黒仮面聖歌隊の一員に。
破壊集団となって暴れまわる。
音楽による洗脳と、無個性化。『重甲ビーファイター』の第2話は、恐らくこの回のオマージュ。
『宇宙刑事シャイダー』は豊富な社会風刺的エピソードが特徴だが、シリーズ後半になるとその傾向はやや薄れていくようだ。今回も単に暴力性の強化という侵略方法で、フーマらしい回りくどさや、皮肉めいた展開に欠ける。
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